7月も後半に入り、夏休みの季節になりました。キャンプファイヤーやバーベキューが夏の思い出という方もいらっしゃるのではないでしょうか。東京ガス都市生活研究所が20~70代の男女を対象に実施した調査では、子どもの頃に7割以上がキャンプファイヤーやバーベキューで火や炭を扱う経験をしたことがあると回答しています。
しかし、レジャーでの経験とは異なり、身近な生活の中では「火」を扱う経験が少なくなってきています。
子どもの頃の火を扱う経験について聞いてみると、約7割が「自分が子どもの頃に比べて、今の子どもたちは「火」を扱う機会が少なくなっていると思う」と感じており、特に若年層ほど仏壇や神棚のろうそくに火を灯したり、薪で調理やお風呂を沸かすような暮らしをした人が少なくなっています。今後も生活様式や生活環境の変化により、ますます私たちの暮らしは「火」から離れていってしまうかもしれません。
身近に「火」がある暮らしについて、怖い・危ないといったネガティブなイメージも浮かぶかもしれませんが、「火」に関する考えを聞いたところ、8割以上が「生活にとって必要不可欠なもの」「子どものうちに触れたり、学ぶことは大切だと思う」「普段から扱いに慣れることで災害時に役立つと思う」と感じていることがわかりました。危ないイメージはあるものの、暮らしにとってなくてはならず、扱い方を知ることが大切だと考えているようです。
花火やお盆の迎え火、キャンプやバーベキューなどで火と触れ合うチャンスの増える季節です。今年の夏は、正しい扱い方で、火を学び、楽しんでみてはいかがでしょうか。
※火を扱う際には、おとなの方と一緒に正しい方法で取り扱いください。
※火の取り扱いや楽しみについては、東京ガスの火育サイトもご参照ください。