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データから見る「2024 年冬」 の省エネ意識~光熱費に対する意識の変化と省エネ行動の取り組み状況~

カテゴリ 環境・エネルギー 
発行年 2024年04月
作成目的 一都三県に暮らす人々の、エネルギーや環境問題に関する意識と行動を経年的に調査しています 。 2024 年冬調査では 、 光熱費が高いと感じる人が増えていました。それに伴って、「節電・節ガス」の必要性を感じる割合も高まり、実際に取り組む人も増加しています。本レポートでは、生活者 の光熱費に対する意識の変化と省エネ行動の取り組み状況を紹介します。
内容要旨 ◇2024年冬は、電気料金・ガス料金を「高い」と思う人が増加
・電気料金・ガス料金について、2024年冬は2019年冬に比べて、電力料金を「高い」と感じる人が42.1%から65.7%に増加した。
・ガス料金を「高い」と感じる人も35.4%から55.2%に増えた。

◇若年層(30代以下)は節電のために不便を我慢したり、行動を変えたりしたくない
・節電に対する意識に年代差があった。
・節電を実践していない人に、取り組んでいない理由を聞くと、30代以下は「生活が不便になるから」「我慢したくないから」が上位だった。

◇若年層は創エネ・蓄エネ機器の導入意向が比較的高い
・若年層は太陽光発電や家庭用蓄電池の利用意向は比較的高い。
・家を購入する際やリフォーム時に創エネ・蓄エネ機器を導入することで、行動を変えることなく省エネや節約につながり、地球環境にも貢献できる。

◇創エネ・蓄エネ機器の導入の際は、国や地方自治体の導入費用の補助を調べてみましょう
・2025年4月から、東京都では新築住宅への太陽光発電の設置を義務づけており、導入が一層進むと考えられる。
・国や地方自治体では創エネ・蓄エネ機器に対して導入費用の補助をおこなっている。設置を検討する際には、補助金についても調べてみましょう。

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