自分らしいセカンドライフの実現に向けて、
今からできること

コロナ禍で私たちの暮らしは大きく変化し、今まで以上に家の中で余暇を過ごすことが増え、家での過ごし方にストレスを感じる方も多いと思います。特に今の50-60代はセカンドライフを迎えたり、すでに突入している世代であり、コロナが終息した後も家で過ごす時間が長くなることが予想されます。そこで、今回は「自分らしいセカンドライフ」を過ごすための準備として、50-60代からはじめられる家の中で余暇を楽しむアイデアを3つ紹介します。

家で過ごす時間をより充実させたい人が増えている！

コロナ禍で、家で過ごす時間をより充実させたいと思う方が増え、50-60代にもその傾向が出ています。アンケート調査によると約80％の人が、「コロナ前と比較して、家で過ごす時間をより充実させたい」と回答しています。

「東京ガス調べ（2021年1月）」

50-60代が今後取り入れたい余暇は？

医療の発展や生活水準の向上によって健康寿命が延びる中、自分の時間を充実させ、豊かな生活を送るためには、１日の中でも滞在時間の長い「家」での過ごし方がポイントになります。

「東京ガス調べ（2017年7月）」

コロナ禍より前の2017年に実施したアンケート調査によると、50-60代が今後、家の中で取り入れたい余暇の第1位は「家族の目を気にすることなくゆっくり休息する」でした。第2位は「読書・動画視聴・ゲームなど、誰にも邪魔されず好きなことに没頭する」、第3位は「家で日常を忘れられる空間を作り、疲れをリセットする」、第4位は「お風呂で温泉に行った気分になることができ、リラックスする」と続きます。この世代は、家の中で疲れを癒すとともに、一人の時間を充実させたいニーズが高いようです。コロナ禍の長期化の影響もあり、ますますこのニーズは高まっていくと考えられます。

家の中での余暇を充実させるためのアイデアを紹介！

50-60代を対象に、家での時間を充実させるためのアイデアについてインタビューを行いました。今回はそのアイデアを3つご紹介します。

①自分の趣味部屋を充実させよう

好きなものに囲まれ、生活を豊かにしてくれる趣味活動が出来る自分の小部屋を作ってみましょう。
例えば、現役時代はなかなか時間が取れなかった趣味活動を再開してみてはいかがでしょうか？趣味だったピアノが出来る空間を作ったり、プラモデルが並ぶ空間を作ったり。趣味が高じて、人に教えることにつながるケースもあるようです。

②人目を気にしない自分の空間を作ろう

いつも何気なく使っている部屋に、仕切りを入れたり、パーテーションを置いたりすることで、自分の空間を作ってみましょう。
普段使っていない部屋や荷物置場になっている空間、リビングの片隅なども活用し、人目を気にすることなくゆっくり過ごせる空間を作りましょう。

③一人のお風呂時間を楽しもう

お風呂時間は一日の中で、誰にも邪魔されず自分に向き合える贅沢な時間です。近年、お風呂での読書や、ストレッチなど自分時間を過ごすニーズが高まっています。照明や観葉植物などを取り入れ、誰にも邪魔されない一人時間を極めましょう。

おわりに

今回は、セカンドライフを迎える現在の50-60代の今後取り入れたい余暇の中から、今からできる家の中を楽しむためのアイデアを3つご紹介しました。
第二の人生とも呼ばれるセカンドライフは、人生の収穫期です。どの世代よりも自分を整えつつ、楽しむ時期になってくると思います。その中で、家は疲れを癒す場所にもなり、自分を極める場所にもなってきます。家での時間をより快適にすることで、充実したセカンドライフに備えてはいかがでしょうか。

執筆者：東京ガス都市生活研究所　研究員　姜だそる

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