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シャカイSocial
省エネというと、めんどくさい!と思う方も多いようです。自分の健康のためにちょっと気をつけることが実は省エネや節約につながるとしたら、しかもそれが簡単にできることならなおいいですね。
今回はそんな省エネにつながる行動を集めて紹介していきたいと思います。ぜひ、毎日の暮らしに取り入れてみてください!
コロナ禍で在宅時間が増え、暮らしが大きく変化した人も多いと思います。こんな時だからこそ、家で過ごす時間を快適に過ごす工夫が大切です。今回は、「新版 ウルトラ省エネブック(2021年1月)」から、簡単に取り組める「健康×省エネ術」の4つのポイントをご紹介していきます。
おいしい食事、栄養価の高い食事を心がけるだけで、実は省エネになる方法があるのです。それが、旬の野菜を選ぶことです。
旬の野菜はおいしくて栄養価が高く、安いだけでなく、栽培時のエネルギーが少なくて済みます。例えば、夏が旬のトマトを冬に作ると温室栽培で10倍ものエネルギーがかかってしまいます。
冬から春にかけての旬の野菜には、大根、春菊、ブロッコリー、カリフラワーなどがあります。旬を意識して、食事を楽しみましょう。
年間の省エネ効果 | |
---|---|
節約 ![]() 4,500円 |
CO2の ![]() 950kg※ |
※きゅうりとトマトを栽培するときの夏と冬の差を算出(各1㎏)
出典:東京ガス「ウルトラ省エネブック」(2021年1月)
野菜の食べられる部分を意識してみましょう。茎や皮、普段すててしまう部分を上手に使うとごみ削減につながります。実は、根菜類は皮と実の間に香りや栄養がつまっています。
例えば、しょうがは皮ごとすり下ろす、人参は皮ごと、ヘタの周りも使う、キャベツの芯は薄切りに、ブロッコリー芯は堅い皮の部分のみ取り除き使うなど、アイデアはいっぱいです。皮をむく手間も省けて栄養も取れる、さらに可食部(食べられる量)が10~30%も増えるので家計にも優しいのも特徴です。上手に食材使いこなしてみてください。
年間の省エネ効果 | |
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節約 ![]() 6,400円 |
CO2の ![]() 22kg |
※エコ・クッキングの手法で野菜の切り方を工夫し、4人分を調理した場合と通常の場合
出典︓東京ガス「ウルトラ省エネブック」(2021年1⽉)
冬場の炊事はお湯を使うことが多くなります。体温より高い湯温のまま使い続けると、手の油も落ちてしまって手荒れの原因になってしまいます。
手元で湯温調節をしている人も多いですが、そもそも設定を変えておけば、いつも一定の湯温で作業ができます。
やり方は簡単。お風呂場のリモコンの「優先」を切り(*)、温度を一番低く設定する、これだけです。お使いの機器ごとに最低温度が異なりますので、自分の家の一番低くできる温度設定にしてみてください。
年間の省エネ効果 | ||
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節約 ![]() 1,000円 |
ガスの ![]() 8m3 |
CO2の ![]() 19kg |
※冷房期間を除く253日として算出
※20℃(60L)の水道水を使い、湯沸かし器の設定温度を40℃から37℃にし1日2回手洗いした場合
*「優先を切る」とは、お風呂場のリモコンにのみついている優先ボタンを切ることを意味します。通常、急に冷たいお水や熱いお湯が出ないようにするため、お風呂場での温度設定が優先されています。台所で使うときには、まずお風呂場で優先を切ってから、お湯の温度設定をしてください。
出典:東京ガス「ウルトラ省エネブック」(2021年1月)
必要以上にテレビの画面を明るくしたり音を大きくしたりするのは電力の無駄遣いです。部屋の明るさに応じて、画面の明るさも調節すると目への負担が減るようです。適切な明るさでテレビを見るようにしましょう。
年間の省エネ効果 | ||
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節約 ![]() 700円 |
電気の ![]() 27kWh |
CO2の ![]() 17kg |
※液晶テレビ(32型)の画面の輝度を最適(最大→中間)にした場合
*リモコンに省エネモードやエコモードがついていう機器もありますが、こういったモードがない場合でも、設定やテレビ本体(テレビの縁や裏側)で明るさが設定出来ます。
出典:東京ガス「ウルトラ省エネブック」(2021年1月)
地球環境のためにと思うとなかなか腰が重い取り組みも、自分の健康のために試してみたら、それが地球の健康にもつながっているなんて、素敵ですね。
調査からも気候変動について関心がある人は7割を超えているにもかかわらず、そのために実際に省エネ行動を実践している人は5割止まり。
コロナ禍で在宅時間が増えている今だからこそ、暮らし方を見直して、健康&省エネを両立してみてください。
「東京ガス調べ(2020年1月)」
今回は、自分の健康に気をつけることで省エネになるアイデアを4つ紹介しました。
省エネというと、めんどくさい!と思う方も多いようですが、健康のためにちょっと気をつけることが実は地球環境を守る取り組みにもつながります。
執筆者:東京ガス都市生活研究所 統括研究員/東京家政大学 非常勤講師/エコ・クッキングナビゲーター/博士(学術) 三神 彩子
都市生活研究所が、楽しく、お得で、快適に過ごすヒントを伝授!
ウェブサイト「ウルトラ省エネブック」をリニューアルオープンしました。(2021年1月)
省エネに取り組みたい方のために、手軽にできるお得な方法やちょっとした工夫を加えるだけでもっと省エネになる方法等を幅広くご紹介しています。
※この記事に含まれる情報の利用は、お客さまの責任において行ってください。
本記事の情報は記事公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
詳しくは、「サイトのご利用について」をご覧ください。
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東京ガス都市生活研究所は、1986年7月に設立されました。社会の変化や都市に暮らす生活者についての多面的な調査・分析をもとに、将来のライフスタイルやニーズを予測し、生活者が豊かな暮らしを創造するための情報を提供すると共に様々な提言を行っています。