新学習指導要領に対応、脱炭素・SDGs推進 省エネ教育プログラム、学校での授業で家庭のCO2排出量を5.1%削減!

サステナッジ教育

「サステナッジ教育」は、環境省実証事業の一環として、
ナッジなど行動科学の先進的な知見を踏まえて開発した省エネ教育プログラムです。
導入を希望する自治体や学校法人とともに推進しています。

*サステナッジ教育は、東京ガス株式会社の登録商標です。

サステナッジ教育の
概要や学校で取り組みの様子を紹介

サステナッジ教育の実施内容

全6回、1回45分~50分/週、6週間

ナッジなど行動科学の先進的な知見を踏まえ、
省エネ行動実践率向上や行動の持続を促す構成になっています。

  • ステップ1【事前隔週】電気・ガス・水道のメーター読めるかな?
  • ステップ2【課題発見学習】地球環境と省エネはどんな関係?
  • ステップ3【解決方法の検討と計画】自分ができる省エネ行動はなんだろう?
  • ステップ4【課題解決に向けた実践活動】省エネ行動にチャレンジ!! 選択体験授業※
  • ステップ5【実践活動の評価・改善】持続可能な社会に向けて発信するぞ!
  • ステップ6【事後学習】自分の生活を振り返ろう!

サステナッジ教育の効果

家庭のCO2排出量

5.1%削減

電気とガスの使用に伴うCO2排出量

CO2排出量: 電気・ガス消費量×排出係数
ベース値: 地域・エネルギー種別気温感応モデルに基づくベースライン推定値
メーター値: 教育4回目の実測値

省エネ行動実施率

21%向上

授業ステップごとの省エネ行動実施率の推移

行動平均・機器平均: 「毎日の行動」「 機器の設定」に関する省エネ

行動各8項目の実施率平均値。全体は計16項目の平均値。

半年、1年後も継続

環境に配慮した省エネ行動を実施しているか

対象: 2019 年度実証参加の小学校

全国の学校での実証実績

日本で初めて学校での省エネ教育が
家庭のCO2排出量に与える影響を定量的に検証しました。

全国の小学校・中学校・高校等 43校 9,899人が参加(小学校・中学校・高等学校・教職課程等の大学生 2017年度~2020年度の合計)

北海道 国立大学付属小学校 1校
私立中学校高等学校 1校
宮城県 市立小学校 1校
栃木県 国立大学付属中学校 1校
群馬県 県立高等学校 1校
東京都 区立小学校 6校
市立小学校 3校
市立中学校 1校
国立大付属中学校 1校
私立中学校高等学校 2校
私立大学 2校
千葉県 県立高等学校 1校
神奈川県 市立小学校 2校
私立中学校高等学校 1校
県立高等学校 2校
愛知県 市立小学校 1校
私立大学 1校
大阪府 市立小学校 1校
府立高等学校 1校
私立中学校高等学校 1校
福岡県 市立小学校 4校
沖縄県 町立小学校 3校
町立中学校 2校
国立大学付属中学校 1校

子どもたちと保護者の声

教育を受けた子どもたちと保護者の声からも、
家庭での取り組みにつながっていることがわかります。

小学生の声

僕は省エネ行動について家族と一緒に話し合いました。
家族と一緒に省エネ行動をして温暖化を防ごうと思いました。

この授業を受けて、地球はこんなにひどくなっていることを改めて感じました。
まず、自分が省エネ行動を始めていき、少しずつ周りの人に伝えていけたらいいなと思います

中学生の声

節約するためにシャワーの時間をはかっていたら5分以内で終わるものだと思っていたものが意外にオーバーしていて予想外でした。
そこから、省エネに気を付けるようになりました

私たちが省エネを進めていくことによって次の世代に引き継がれていくと思いました。
自分ができる省エネ行動を増やします。

高校生の声

地球温暖化に知っているつもりでしたが、新しく知る知識も多く、認識の甘さを痛感しました。
これからは省エネを心がけたいです。

省エネ活動には身近な所でできるものが多いと知って驚きました。
実際にやってみてもとても簡単でした。もっとたくさんの人に知ってほしいと思いました。

保護者の声

毎週メーターの数値を見て、子ども自らが電気を使う量を減らそうという気持ちが芽生えたようです。
親子で省エネについて話すことが増えました。

今回の取り組みのおかげで、子どもが家族に省エネ行動を教えてくれたり、すすんで行動してくれていたので、心がけるようになりました。

サステナッジ教育の導入事例

神奈川県秦野市立大根小学校での導入事例
(取材日:2024年11月7日)

節電実験にグループでチャレンジ!


節電実験をする児童

この日の授業は、「サステナッジ教育」のステップ4にあたる「節電実験」。理科室に集まり、3-4名でグループになり着席した4年生の児童に対して、担任の柳田由理先生はまず、前回授業の「(省エネを実現する)解決方法の選択」で学習した節電方法を児童に確認しました。すると「コンセントを抜く!」「トイレのふたをする!」「節電モードにする!」など、迷わず大きな声で答えていました。

授業は消費電力の測定からスタート。各グループで準備物を確認したのち、ドライヤーの消費電力を計測器で測定。温風と冷風の電力の違いも含め、慣れない手つきで計測器を使いながら数値を測り、それをシートに記入していきました。次に、測った数値に時間を掛け合わせることで、ドライヤー1回あたりの電力使用量を算出し、グループごとに黒板に書き出していきました。

その次は、手回し式懐中電灯で電気をつくることを体験。思ったよりも回転数と力がいるようで、児童は発電に悪戦苦闘。電気をつくることの大変さを実感していることが伝わってきました。

そして、ここまでの実験結果に加え、他の身近な家電製品の消費電力が記された教材を見ながら、自分たちでできる省エネ行動についてグループごとに話し合いを開始。「熱が出るものは消費電力が多い」「冷蔵庫の消費電力は低いけど、いつも使っているから結局消費が多い」など、具体的な数値を確認しながら、省エネ行動について真剣に話し合っていました。さらに柳田先生から、「待機時消費電力」についても説明がありました。

最後に、今後の省エネ行動を宣言する「行動プランシート」を記入。児童は一人ひとり、この日の授業を思い出しながら、熱心に筆を進めていました。

家族の行動にも変化が


測った消費電力を黒板に書く児童

この日の授業を受けた4年生の外山さんは、一番楽しかったのは、手回し式懐中電灯での発電だったとのこと。うまく発電できなかった児童もいたなかで、コツを掴むことができたようです。
この日の授業で省エネに対する意識が何か変わったかと聞くと、「節電」と回答。行動プランシートにもそのように記入し、これからは自宅や学校でこまめに電気を消すそうです。

「サステナッジ教育」を通して、地球のためにできることを考えるようになり、実際に家では授業で配布された「省エネ行動シール」を貼ったそう。結果、お風呂や水道の節水や、トイレのふたをするなど、実際に家族の行動に変化が起こっていると、嬉しそうに語っていました。

学校現場での使い勝手の良さも魅力


デジタル教材を用いて説明する柳田先生

授業を担当した柳田先生は、今回の授業も含めて、省エネ教育の大切さを実感しているとのこと。実験のおかげで、日常使用している電力が当たり前のものではないことが実感でき、改めて省エネの意識づけになっていると話していました。
また、「サステナッジ教育」の教材が、児童が自分ごととして考えやすい構成であることや、明日から実践しやすい内容であること、インプットとアウトプットのバランスの良さなどから、普段授業に集中をしにくい児童でも、主体的に取り組めるようになったとのこと。

さらには、児童が家庭の省エネの伝道者にもなり、さらにそれが児童のやる気にもつながっていると話しました。

教師向けの音声付き動画など、デジタル化が進む学校現場での使い勝手の良さも、「サステナッジ教育」のメリットだと柳田先生は話していました。
教師側への配慮も強く感じているそうで、授業内容の土台はしっかりと構築していながらも、自由度も高く、時間や児童の状況などに応じて臨機応変に対応できたと振り返っていました。

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