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エコファンディングゲーム ~ルールブック&シート~

カテゴリ 環境・エネルギー 
発行年 2022年07月
作成目的 東京ガス都市生活研究所は、家庭での省エネ行動の普及促進を目的とし、さまざまな省エネ行動促進ツールを開発してきました。コロナ禍を受け、家庭における学びやエンタメ要素を持つゲームの需要は増してきており、気候変動やSDGsなどを訴求するためのゲームの開発が世界的に進んでいます。
そこで、慶應義塾大学と共同で、「エコファンディングゲーム」を開発しました。小学校高学年から大人までを対象とした、消費生活と環境問題を疑似体験を伴いながら学べるバーチャル投資ゲームです。
内容要旨 ◇エコファンディングゲームとは「エコな会社を立ち上げ、エコな投資家からお金を集めるバーチャル投資ゲーム」

サステナブルな社会をめざし、社会課題を解決するために何が必要かを考えるきっかけになります。
さらに、成年年齢の引き下げや学習指導要領改訂に伴い、金融経済教育の重要性が高まる中、簡易な投資のしくみを学ぶツールとしても有効です。

①小学校高学年~中学生用、②高校生~大人用の2種類がありますので、学校での授業や夏休みのイベント、もしくは企業研修など、用途に応じてご活用ください。

<ゲームの進め方>

1. エコ事業計画書をつくる
2. お金シールを用意する
3. 参加者を「ゲームマスター」、「エコな会社の社長」、「エコな投資家」役に分ける
4. 「エコな会社の社長」が事業計画を説明し、「エコな投資家」が投資先を決める
5. お金シール数をもとに投資された金額を計算し、ランキングを発表する

制作・監修:
慶應義塾大学 文学部 教授 杉浦淳吉
東京ガス都市生活研究所 所長 三神彩子/研究員 笹岡恵梨

※エコファンディングゲームは、ESG投資をテーマに「説得納得ゲーム」1)を応用したものです。

1) 杉浦淳吉・吉川肇子・鈴木あい子(2006)「交渉ゲームとしての『SNG(説得納得ゲーム):販売編』の開発」, 『シミュレーション&ゲーミング』, 16(1), 37-49.

杉浦淳吉(2003) 「環境教育ツールとしての「説得納得ゲーム」-開発・実践・改良プロセスの検討-」, 『シミュレーション&ゲーミング』,13(1),3-13.

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