都市生活研究所では、首都圏に暮らす人々の生活・意識・行動の現状及びその変化を経年的に把握するために、「都市生活者の意識・行動観測(通称:生活定点観測)」調査を行っている。調査は1990年を始点に3年ごとに実施し、今回で第10回目。本レポートでは、27年にわたる「生活定点観測調査」のデータから、各生活分野のトピックスを紹介する。
生活定点観測調査の各分野について、27年間の変化トピックスを紹介する。 1.食 ・夕食を家で食べていることは変わらないが、毎日作る人は減少 ・ご飯や味噌汁を毎日食べたい人、朝食にご飯を食べる人は減少 2.入浴 ・毎日入浴し、洗髪することが定着。浴室設備の不満は解消方向へ 3.住まい ・都心志向、集合住宅志向が高まる。住まいと生活様式が洋風化 4.コミュニケーション ・毎日家族揃って夕食を食べる人が増加 5.家事 ・男性の家事参加が進む 6.環境・省エネ ・省エネ・節電行動や自家発電への関心は11年に比べて低下 7.仕事・余暇 ・仕事よりも家庭や余暇を重視する傾向 8.生活者の考える暮らし ・現在の暮らしに満足している人は多いが、11年と比較すると満足度はわずかに低下 ・老後は都心・集合住宅志向が拡大
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