カテゴリ | 住まいと暮らし |
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発行年 | 2021年07月 |
作成目的 | 長期に渡るコロナ禍での生活の変化から、多くの住まい方提案がされているが、すべての人が利用できる設えや生活しやすい工夫についての提案は多くない。そこで、SDGs(目標10:人や国の不平等をなくそう 共生社会)の視点を取り入れ、誰もが暮らしや住まいについての提案を作成した。 |
内容要旨 |
【15の暮らしのコンセプトを提案】
都市生活研究所にて、コロナ禍での暮らしの実態と生活ニーズを把握するため、20代単身、シニア、子育てファミリー、加えて障がいのある方と多岐にわたる定性調査を実施した。調査から得た生活者の実態とニーズを基に、必要とされる住まいの設えや設備について建築家と共に検討し、冊子としてまとめたものです。
【調査から見えたコロナ禍での暮らしの変化】
自宅が職場に、家族との時間が増える、自分の時間が減る
除菌・手洗いが当たり前に、運動不足
家や近所で楽しむ、家事への参加、備えの大切さを実感
【暮らしの提案】
仕事空間 階段の縦空間を利用した仕事場等
家族空間 つかず離れず家族の距離感を保つLDK
感染予防対応 ウィルスを持ち込まない水回り配置等
運動空間 素材を変えて感覚を刺激
家事空間 誰もが使いやすい洗濯空間等
非常時対応 在宅避難時のトイレ問題を解決
【障がい別の暮らしの提案】
上肢障がい者へ 力がなくても手で持てるデザイン
視覚障がい者へ クロックポジション・触ればわかるリモコン
車いす利用者へ バリアのない家族とのくつろぎの場等
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