雨にぬれた紫陽花が美しい季節になりましたね。お出掛けするにはちょっぴり憂鬱な時期ですが、梅雨が明ければいよいよ夏本番!夏休みの旅行を計画している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、旅の楽しみといえば、美しい自然や景勝地、温泉でのんびりリフレッシュなど、人それぞれ楽しみ方は異なりますが、「食」をあげる方も多いのではないでしょうか。何といっても食は生きる源ですから!事前に、地元ならではの美味しい食べ物や人気のお店などを調べるのも楽しいですよね。
ここで、都市生活研究所の調査結果より、ちょっと気になるデータをご紹介したいと思います。
地方出身者も多いと思われる一都三県にお住まいの人を対象に、「今住んでいる県」と「出身県」でどちらの方が地域の名産品のイメージが良いかを聞いてみました。すると、千葉県に住んでいる人は、「出身県」より「今住んでいる県」の方が良いと答えた人が約3割と、他県に比べて明らかに高い割合を示しました。
それでは、どのような地域の名産品を思い浮かべているのでしょうか。別途、一都三県にお住まいの人を対象に、今住んでいる県の地域の名産品を聞いてみました。その結果、千葉県に住んでいる人は、約7割の人が「落花生」と答えており、続いて「梨」が約3割。他県はというと、神奈川県に住んでいる人の約3割が「シュウマイ」と答えた以外は分散する傾向にありました。
千葉県の名産品といえば「落花生」を思い浮かべるのは、生産量日本一、かつ全国の生産高の約7割を占めていることからも納得です。他にも、同じく生産量日本一の醤油や各種農産物(枇杷、すいか、にんじんなど)、海産物などがあげられる中、「梨」の認知度が高かったのは、船橋市の非公認キャラクター「ふなっしー」のPR効果も影響しているのでしょうか。
あなたの地域の名産品は?と聞かれたら、みなさんは何と答えますか。地元で愛されているもの、人にすすめられるものがあると何だか誇らしい気持ちになりますよね。
旅の楽しみ方は人それぞれ、その時々によっても変わりますが、普段味わうことのできない美味しい物を食べるのも旅の醍醐味です。最近では手軽に遠方のグルメや産地直送の新鮮な食材をお取り寄せできるようになりましたが、やっぱり日常から離れて、旅先の雰囲気を楽しみながら味わうのは格別なものです。そんなことを考えていると、今から梅雨明けが待ち遠しいですね。