新しい年を迎えて、みなさんはどのようなお正月を過ごされたでしょうか?
2015年は、1989年に公開された映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」(監督:ロバート・ゼメキス)において、主人公のマーティ(マイケル・J・フォックス)が、未来の自分の子供を救うために、1985年からタイムトラベルしてきた年です。
当時大ヒットした本作で、1989年に想像された30年後の未来と、現在を比べてみるのもおもしろいと思います。
空飛ぶ自動車は飛び交ってはいませんが、3D映像、タブレット型PC、メガネ型コミュニケーションツール、ビデオ会議、指紋認証などは実現されていますし、履くと自動で靴ひもが調整されるスニーカーも、今年中にはナイキから発売されるようです。
これから先は、どのような世の中になっていくのでしょうか。その中で、私たちの生活はどうなっていくのでしょうか。
30年先となると、なかなか想像しにくいものですが、5年後先ではどうでしょうか?
東京ガス都市生活研究所で行っている生活定点調査※において、5年後の暮らしについて、いくつか聞いています。2008年、2011年、2014年の3回の調査結果を見てみると、世の中一般の人の暮らしが悪くなっていると思っている人の割合は減少しています。少しでもよくなっていると思っている人が25%程度であることを考えると、必ずしも先の見通しが明るいわけではないが、将来に対して悲観してばかりいるわけでもないようです。
5年後の2020年には、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、東京も大きく変わっていると思います。
今、5年後の自分自身や、社会がどうなっているか"想像"して、2020年に振り返ってみるのもおもしろいかもしれません。
さらに、5年後の自分たちや次の世代が、楽しく幸せに暮らせる未来を"創造"できるよう、今年一年もがんばっていきたいものです。
※1990年から3年ごとに1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)を対象に実施している生活意識・生活行動に関する調査。