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「浴育(よくいく)のすすめ」(2) 親子の入浴は親にとっても楽しい

 「浴育(よくいく)のすすめ」(1)でご紹介したように、親子のコミュニケーションを深める親子の入浴ですが、実は、子どもとの入浴は親にとっても楽しいのです。
 アンケート調査によると、「子どもとの入浴が好きだ」、「子どもとの入浴は楽しい」にあてはまる人は8割を超えています。また、6割以上の人が「子どもとの入浴は自分にとって気分転換になる」答えていて、親にとっても子供との入浴が楽しいと認識されていることが分かります。
 上記3項目にあてはまると答えた人の割合は父親の方が母親よりも高くなっています。特に「子どもとの入浴は自分にとって気分転換になる」では、あてはまると答えた母親は52.6%だったのに対し、父親は78.4%があてはまると答え、父親が子どもとの入浴を楽しんでいる様子がうかがえます。

子どもとの入浴は楽しい

子どもとの入浴は好きだ

子どもとの入浴は自分にとって気分転換になる

 一方で、7割の人が「一人で入浴したい」や「子どもとの入浴は自分に分担された家事・育児の一つである」と答えています。
 上記の2項目にあてはまると答えた人の割合は母親の方が父親よりも高く、特に「一人でゆっくりと入浴したい」と答えた母親は85.7%にのぼり、母親は一人でゆっくりと入浴したいと感じていることが分かります。

一人でゆっくり入浴したい

子どもとの入浴は自分に分担された家事・育児の一つである

 このような母親の育児負担を軽減するという意味でも、父親の積極参加が浴育のキーとなるといえます。

興梠真紀(こおろきまき)

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