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「高齢化社会と暮らし」 記事一覧

高齢者の食生活 ~その8~

 前回は、夫婦世帯の男性の調理実態についてご紹介いたしました。今回は、一人暮らしの男性にスポットライトをあて、一人暮らしの男性(以下、単身男性)と夫婦世帯の男性(以下、夫婦男性)を比較し、両者で違いが見られる項目(カイ二乗検定5%有意)について、ご紹介します。  単身男性は夫婦男性に比べ、持ち帰り弁当を買うなどの中食や外食を多く利用しています。外食の相手については、単身男性では同居家族がいないため...続きを読む

第二の人生を何処で暮らすのか(4)
居住パターン3-都心や圏域の便利なところに住み替える

 私が担当するコラムでは、まさに第二の人生といえる高齢期を人々は何処で暮らすのかを考えてきました。今回は「都心や圏域の便利なところに住み替える」という居住パターンです。 マイホームで叶わなかった夢 1970年代80年代に東京圏は急速に郊外へ拡大しました。丁度、子育て期にあった団塊世代を中心に、人々は郊外にマイホームを求めたのです。家計を考えて、足の便の悪さはちょっと我慢した人も多く、本当はもう少...続きを読む

高齢者の食生活 ~その7~

 定年を数年後に控え、団塊男性の料理熱も高まってきています。既に定年を迎えている方が多い高齢男性は、どのくらい料理をしているのでしょうか。夫婦世帯を対象に調べました。  夫が「料理をする」という人は、約半数の53.8%。このうちの60.8%の人、つまり全体の3割以上の人は、「ほぼ毎日」料理を作っていると回答しています。「男性の料理」というと、珍しい食材やスパイスもきっちり揃え、調理器具にもこだ...続きを読む

第二の人生を何処で暮らすのか(3)
居住パターン2-子供と暮らす)

 今、65歳男性の平均余命は18年、女性は23年あります。老後というには長い年月の第二の人生を、どう暮らすかをこのコラムで考えてきました。今回は第3回。子供と暮らすというのがテーマです。いまどきそんなことは考えてもいない、とおっしゃる方が多いと思いますが、少し前までは当たり前だったことを思い起こしてみましょう。  下の表では、豊橋技術科学大学名誉教授の三宅醇先生の推計値を基に、家族と一緒に住む高齢...続きを読む

高齢者の食生活 ~その6~

 食育基本法の成立をうけ、ますます食生活に対する関心が高まっていますが、高齢者の方は食生活においてどのようなことを重視しているのでしょうか。  1位が「栄養バランス」、2位は「1日三食きちんと食べる」で、「おいしさ」といった楽しみの側面よりも、健康的側面を重視している人が多いことがわかりました。3位は「手作りをすること」で、2人に1人は重視しており、手作りに対するこだわりの高さが感じられます。 ...続きを読む

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