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「松島悦子」 記事一覧

夫婦の2007年問題回避への道(1)「定年後の夫の料理の実態」

  いよいよ2007年となり、これまで、企業をはじめ日本社会の中枢で重要な役割を担ってきた団塊の世代が順次定年を迎えることになります。そのような人口移動は私たちの社会生活にもさまざまな影響を与えると予想されますが、夫婦関係の悲観的結末というもう一つの2007年問題が注目されています。夫が定年を迎えた夫婦はさまざまな問題に直面しますが、毎日の食事をどのように用意し、どのように食べるかは、現実的な問題...続きを読む

家族の共有行動と中学生の幸福感

個人化が進み、集団としての家族よりも個人の価値観や生活を優先する傾向があるといわれるが、子どもたちは家族とどのような行動を一緒にしているのだろうか。今回は、中学生の調査(注1)より、家族のさまざまな共有行動と子どもの幸福感についてご紹介しよう。 ■家族の共有行動は、テレビと夕食  アンケート上で、中学生に家族とどのような共有行動を行なっているか聞いてみた。下図の行動の中から、家族とよく一緒にする...続きを読む

男性料理人口が、初めて半数を超えた!

近年、男性の料理人口が増えている。東京圏に住む20歳以上の男性で料理をする人は、1990年の39.4%からわずかずつ上昇し、2005年には55.5%となった【図】。当研究所の3年ごとに行なっている生活定点調査(注1)の結果であり、今回始めて半数を超えた。この傾向はどの年代にも当てはまり、いまや料理をする人は男性の主流となったのである。 しかも2001年の調査(注2)をみると、料理をしている30...続きを読む

家族との共食に対する中学生の思いは?
~『家庭における食事環境と中学生の幸福感』(注1)より~

中学生は、親の保護から自立へと向かって個人の生活領域を広げる時期に差しかかっています。また、彼らの親も働き盛りの年代であり、中学生のいる家庭は、家族それぞれの生活時間がバラバラになるライフステージに位置しています。このような状況の中、中学生がどのくらいの頻度で家族と一緒に食事を摂り、そのような共食の実態についてどのように感じているのか、調査結果(注2)よりご紹介したいと思います。 (1)家族の共...続きを読む

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