LOHASシリーズもはや9回。初回からまもなく1年になります。この間LOHASという単語の普及は目ざましいものがありました。また企業サイドから見れば、最近はLOHASをビジネスとして展開する動きが活発化しているように見受けられます。LOHAS(7)で説明したように、もともとLOHASはマーケティングコンセプトとして誕生したものです。ですからこういった流れに向かうのも当然と言えるでしょう。ただ私たちの願いとしては見せかけでなく、本当に環境にいいことが生き残って欲しいですね。
さて私たちのこの想いを具体化したものがあります。MakeLohas.comのブログで何度か触れられていますが、2005年10月に茨城県つくば市で開かれたつくばスタイルフェスタに展示したガスパビリオンがそれです。
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
あたかも家庭菜園の野菜のように、エネルギーを自分の家で作って自宅で消費する。将来的には多めに作り出せたエネルギーは周りの家と分け合ったりすることも想定しています。
また作り出したエネルギーは無駄遣いにならない範囲で、生活者の快適と健康のために使えるようにしました。もちろん暮らしを楽しむ遊びの要素も加味しています。


燃料電池が作り出したお湯の利用:足湯 現代版囲炉裏
こんな暮らしの実現こそが、私たちの変わらぬ想いです。
これはLOHASという単語があってもなくてもきっと変わることはないでしょう。
都市生活研究所 川又 大祐