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LOHAS(12) LOHASと商標

 最近のLOHAS、ロハス、ローハスという言葉の露出具合はどうでしょうか?
今日では一般の人々にもかなりの割合で広まり、「ライフスタイルの一種」としての認識は確立されたと言ってもいいかもしれません。
 しかし一方で一時期ほど雑誌や広告上でLOHAS、ロハスという単語を見かけなくなりましたと感じている方もいらっしゃるでしょう。それは昨年末ごろに一部で話題になった「商標」の問題が関連しています。つまりLOHAS、ロハスはいくつかの企業が商標登録したものであり、誰もが自由に使っていいものではないという情報が知れ渡ったのです。これ以降、LOHAS、ロハスという単語が前面に出る機会が減少していきました。

 さて少し前ですが、この点について興味深い記事が新聞に掲載されていました。(朝日新聞6月14日経済面)
 そこには「ロハス 遅すぎた「自由化」というタイトルでLOHASについて書かれた記事があります。今後は商標に縛られず、LOHASという単語を自由に使っても良くなったという内容で、広くLOHASという言葉を使用しても良いことになったそうです。(ただしこの記事だけではどの企業が保有する、どの分野の商標を使っても良いのか不明です。言うまでもありませんが、事前に必ず確認することをお勧めします)

 企業が自分の業種に関連する分野で商標登録を行なうことは当然のことであり、否定するものではありません。商標がどうあれ、最終的にLOHASビジネスが確立され、経済成長を続けながら結果的に皆がエコに向かうのであればそれはそれで良いのかもしれません。

 商標関連の一連の流れによりビジネスとしてやや下火になりつつあったLOHASですが、見方を変えればカッコいいだけでエコとは無関係、または見かけがエコなら何でもアリで実際にはかなりの増エネでもOK、になりつつあった「ロハス」を見直すいい機会であったと言えます。
 忘れてはいけないのは、日本のLOHASはエコをつくるきっかけであるべきだということです。
Make Lohas.com私たちが運営するMake Lohas.comは開設当初から人がLOHASな暮らしを送るにはどうしたら良いのか考えています。持続可能な新しいLOHASをぜひ一緒につくりましょう!

都市生活研究所 川又 大祐

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