梅雨の真っ盛りですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。家の中にいると暑く感じることも多くなってきました。今回は、前回の冬の温度測定に続き、中間期の温度についてご紹介します。自宅にて、6月のある週末の温度測定をしてみました。
図1をご覧ください。日中の外気温度が高い時間帯を除いて、室内の温度は外気よりも高くなっています。また、外気の温度は変動していますが、室内の温度は一日を通して約27℃であまり変動をしません。最近は家電製品の省エネ化が進み、室内の発熱源は減ってきましたが、生活する人間からの発熱もあり、外気よりも室内の温度が高くなると考えられます。また、室内の温度が一定なのは、住宅が高気密高断熱化されて外気の影響を受けにくくなったことが考えられます。
窓を閉め切った生活をしていると、外の気候変化に気づかないで、ついついエアコンのリモコンに手が伸びでしまいがちです。この季節は、朝晩の外気は室内よりも低い場合が多いので、エアコンのスイッチを入れる前に、窓を開けてみてはいかがでしょうか?省エネにもなりますし、ほんの少しでも自然を感じ取れることができると思います。
松前 和則