主食に何を食べるかは、食べるタイミング毎に、性年代別の特徴がみられます。
まず、朝食の主食としては、高齢層はパンが多く、若年層は米飯の割合が高い傾向にあります。また、女性は、シリアル類の割合が比較的高くなっています(図1)。
次に、昼食の主食としては、若年層は米飯が多いのに対し、高齢層は麺類が多くなります。男性の60代以上、女性の50代以上で、トップが米食から麺類にかわります(図2)。
最後に、夕食の主食としては、全年代で米飯の割合が非常に高く、「夕食はご飯」と言えると思います(図3)。
これらを含めた食事情についてをまとめたレポートとして、「現代人の食事情2013~ご飯の食べ方・炊き方の実態~ (2013年8月発行)」がありますので、ぜひご一読いただければと思います。
さらに、関連の調査研究をまとめた「現代人の食事情2013~既婚者の朝食~ (2013年7月発行)」や、和食の世界遺産登録を機に調査研究をまとめた「年代によって異なる和食に関する実態と意識(2014年11月発行)」も合わせてお読みいただくと、食事情について新たな発見があるかもしれません。
稲垣 勝之