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「横井泰治」 記事一覧

第2回キッズデザイン賞に見る住環境のトレンド~キッズデザインはユニバーサルデザインの究極のかたち~

 この20年間で、住まいで団らんしている場所の床材は「じゅうたん・畳」から「フローリング」へ完全に主役が交代した。2008年に実施した生活定点観測調査(3年に1回質問紙郵送法で実施、回収数3112、有効回答率73.5%、質問数約500問)によれば、今や3分の2がフローリングであり、1990年の3倍以上となっている。  小さな子どもは家族の中で最も床に近い空間で暮らしている。第2回キッズデザイン...続きを読む

第2回キッズデザイン賞に見る「子どもの個室」のトレンド

 子どもに個室が必要だという意識が近年低下してきている。少子化による「大学全入時代」を迎え、勉強意欲やそのための「子どもの個室」を確保するこだわりが低下したためとの考察が過去の都市生活研究所のコラム(早川美穂『子供の個室』2006年9月19日)に掲載されている。最近ではそれに加えて、家族の繋がりやコミュニケーションを促進する共用空間の充実が求められるようになり、結果として「子どもの個室」に割けるス...続きを読む

安全に遊んで遊具を残そう!」~柏市立花野井小学校の取り組み(1)~

 日本では箱ブランコに挟まれ死亡あるいは重傷を負った事故が相次いで起こっていた事実が報道されて以降、設置者による自主的な撤去がすすんでいる。そして、このことは箱ブランコに限らず、多くの別の遊具にも波及している。  遊具を撤去してしまうことの問題のひとつは、子どもの遊び場がなくなってしまうことである。国土交通省の『都市公園における遊具の安全確保に関する指針』では、子どもと遊びの重要性について「...続きを読む

キッズデザインの2つの視点 ~子どもたちの「安全・安心」と「健やかな成長発達」の関係~

 有志の企業・団体が集い、経済産業省などとの連携のもと、2006年5月にキッズデザイン協議会が発足した。平成20年2月29日時点で、発足時の2倍を超える74もの企業・団体等が参画している。キッズデザイン協議会が活動スローガンに掲げているものは2つ。1つは子どもたちの「安全・安心」。もう1つは子どもたちの「健やかな成長発達」である。実はこの2つ、相互に密接に関連するものである。  まず、子どもた...続きを読む

キッズデザイン協議会 ~子どもの目線に立ったデザインで、安全・安心な社会づくりを目指します!~

 子どもの安全・安心と健やかな成長発達に資する社会の実現に向け、有志の企業・団体が集い、経済産業省などとの連携のもと、2006年5月にキッズデザイン協議会が発足しました。2007年4月には、内閣府よりNPO法人の認証を受けました。参画団体等も増え続け、2007年11月の時点で、発足時の2倍以上となる70もの企業、団体等が参画しています。  子ども(1~19才)の死亡原因は、この40年もの間、病気...続きを読む

「マイホーム充填」
~生活者に対する将来のエネルギー・ソリューション~

 天然ガス自動車(Natural Gas Vehicle)は、ガソリン車と比較してCO2排出量の少ない環境性の高い自動車である。また最近のガソリン価格高騰から、ランニングコストの優位性もガソリン車と比較してより一層際立ってきた。  それにも関わらず、日本においてNGVはマイカーとしてはほとんど普及していない。もっとも大きな阻害要因は燃料であるガスの供給インフラが整っていないことである。NGVの燃...続きを読む

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