家で過ごす

知っ得!③

省エネが見えてくる!?
光熱費とメーターのお話

お家で使っている電気代やガス代、1か月でどのくらいかかっているか分かりますか?
普段の使用量を確認しておけば、省エネアクションを頑張った成果も一目で分かりますよ!

確認していますか? 毎月の光熱費

ちょっと贅沢した月も、やり繰りで苦労した月も、必ず一定金額かかるのが光熱・水道費。国の統計によると2人以上の世帯の月平均の光熱・水道費は2万円強。1年で20万円以上は支払っている計算です。光熱費に占める割合は電気代が最も多く、暑さの厳しい8〜9月と気温・水温の低い2〜3月にピークがあります。
省エネアクションはCO2(二酸化炭素)を減らすと同時に、この光熱費をグッと抑えてくれます。毎月の使用量をチェックして、省エネの励みにしたり、削減目標を決めたりするのもいいですね。

光熱・水道費1年間の推移(全国・2人以上の世帯) 年間20万円以上も使っている!

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編2人以上の世帯
月次報告2021年1月~ 12月」より作成

覚えておきたいチェックポイント

月ごとの電気やガス料金の明細には、必ず前月と前年の同じ月の使用量が書かれています。この使用量に大きな差がある場合は要注意。むだ遣いはもちろん、機器の故障や水道の漏水などの可能性もあるからです。伝票は1年間ファイルして、わが家の年間光熱費とピークを把握しておきましょう。

ガスご使用量のお知らせ(検針票)

いろいろな情報が記載されていますが、まず下の項目をチェックしましょう!

ガスご使用量のお知らせ(検針票)
  • 検針月日…通常、前回検針日の翌日~今回検針日まで
  • ガスご使用量=当月分のガスの使用量、今回指示数、前回指示数
    ※メーター指示数の単位は㎥、1㎥未満の指示数は切り捨て
  • 前年同月使用量・前月使用量
  • 請求予定金額・料金内訳
  • 東京ガスお客さまセンター・ガスもれ時連絡先…故障・事故の時の連絡先

今さら聞けない メーターはどこにある?

電気・ガス・水道のメーターがどこにあるか、知っていますか? 一戸建ての場合は玄関横や玄関まわりの分かりやすい場所に、マンションやアパートの場合は外廊下のメーターボックスや建物の入り口付近にまとめて設置されていることが多いようです。
このメーターを毎日、定時刻に確認すれば、1日の使用量が分かります。
ガスメーターは、震度5程度の地震が起きると、自動でガスを遮断します。ガスもれが発生していなければ、復帰の操作を自分で行うことができます。ぜひこの機会に、メーターの位置を把握してみてください。

復帰手順(ガス臭くないとき)
  • ①全てのガス機器を止める。
  • ②復帰ボタンのキャップを外す。
  • ③復帰ボタンをしっかり奥まで押し込み、ゆっくり手を離す。
  • ④ガスを使わないで3分待つ。

エネルギーの使い方を効率化するこれからの住まい

これからの住まいは、太陽光パネルや家庭用燃料電池などの新しいエネルギー設備や家電をネットワーク化して管理するシステム「HEMS(ヘムス:Home Energy Management System)」などが活用されるようになります。
HEMSを使えば家庭のエネルギー使用量をタブレットやスマホなどの端末で確認できるので、むだ遣いも減らせます。

ピークカットやピークシフトもネットワークで自動制御

さらに、電気を効率的に使うには、電力需要の多い時間帯の消費電力を抑えて「ピークカット」したり、他の時間帯に使用量をずらし「ピークシフト」することも大事です。
HEMSで電気使用量の少ない時間に炊飯や洗濯を予約稼働すれば、効率的に使えます。住まいのエネルギーの効率化は、家計にも社会にも大きなメリットがあるんですね。

knowledgeknowledge