100年後も豊かな地球であるためには暮らしから出るCO2を減らすことが重要です。 お家で使うエネルギーを上手に減らして「CO2を減らす暮らし」を始めましょう。 省エネは、地球にも家計にもやさしい暮らしのアクションの第一歩です。
温室効果ガスによる地球温暖化がこれ以上進むと、地球環境や社会に大きな影響を与えるという科学的な予測から、世界が一丸となってCO2(二酸化炭素)の削減に取り組んでいます。
持続可能な社会をつくるため、私たちも、脱炭素社会の実現に向けて、取り組む必要があります。「脱炭素社会」とは、CO2などの温室効果ガスの排出を実質ゼロにすること。排出量そのものを減らすことはもちろん、排出したCO2の処理や再利用、新しいエネルギー開発などの技術開発も進められています。
社会や都市のかたちも大きく変わります。太陽光やバイオマスなどの再生可能エネルギー、電気自動車やITによる新しい交通システム、生産や物流のしくみも変化していくでしょう。エネルギー資源が限られた日本では、さらなる省エネへの取り組みも重要です。
私たちの生活や住まいのかたちも、大きく変わっていくのです。
2020年、日本は「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現をめざす」と宣言しました。
「全体としてゼロ」とは、温室効果ガスの「排出量」*から、植林などによる「吸収量」*を差し引き、合計を実質的にゼロにすることです。
*温室効果ガスの「排出量」「吸収量」は、いずれも人為的なものとする。