お風呂の温度加減は
健康にも省エネにも良い加減に
おすすめの入浴方法は、お湯の温度は41℃以下、湯船につかる時間も短めに。
温度差による影響や脱水に気をつけて快適に入浴しましょう。
従来タイプのトイレは1回10L以上の水を使います。節水タイプのトイレならば、約半分以下の水量になり、大幅な節水につながります。
節水タイプ
15.7円/日
従来タイプ
54.5円/日
1年で
1万円以上も
お得に!
14,154円
54.0㎥
29.2kg
※便器使用回数は大1回/人・日、小3回/人・日、洗浄水量は従来型13L/回、節水型大4.8L/回・小3.4L/回で試算、4人分で算出
便座の暖房温度は一度設定すると変更しないことが多いものですが、便座の暖房温度は冬は低めに、夏はOFFにすると省エネにつながります。
1,011円
26.4kWh
15.8kg
※夏季を除く253日として算出
※便座の設定温度を一段下げた(中→弱)場合(貯湯式)
温水洗浄便座のふたが開いていると、便座から放熱して、エネルギーを消費してしまいます。使っていないときにはふたを閉めましょう。
ふたは
洗浄水の飛沫
飛散も防止
1,336円
34.9kWh
20.9kg
※夏季を除く253日として算出
※ふたを閉めた場合と、開けっぱなしの場合との比較(貯湯式)
トイレの水を流す際、「大」レバーのみで流していませんか?
「小」レバーも上手に使うことで省エネになります。
大小
15.7円/日
大のみ
20.1円/日
1,607円
6.1㎥
3.3kg
※便器使用回数は大1回/人・日、小3回/人・日、洗浄水量は大4.8L/回、小3.4L/回で試算、4人分として算出
おすすめの入浴方法は、お湯の温度は41℃以下、湯船につかる時間も短めに。
温度差による影響や脱水に気をつけて快適に入浴しましょう。
ヒートショックとは、「暖かい部屋から寒い部屋への移動など、温度の急激な変化が体に与える影響」のこと。お風呂に入るときは、脱衣所から洗い場、浴槽と移動による温度変化が大きいですね。温度の変化は血圧の変化も促すため、とくに高齢者や高血圧の方は、気をつけましょう。
こうした浴室事故の多くは冬場に発生しています。とくに築年数の古い住宅は浴室や脱衣所に暖房機器が設置されていない場合が多く、寒い環境で入浴している場合が多いようです。気温の変化と死亡者数をグラフに表してみると見事に反比例します。日本では入浴に関連した事故死が交通事故死の4倍を超え、その多くが高齢者です。*
入浴前は早めにふたを開ける、お湯はりの水位を低く設定して入浴前にシャワーでお湯を足して浴室の温度を上げる、脱衣所にヒーターを置くといった心がけで事故を減らすことができる可能性があります。
*平成25年中の交通事故死者数(一般財団法人全日本交通安全協会)による
出典:東京都監察医務院「東京都23区における入浴中の事故死の推移」(2019年)および気象庁「過去の気象データ検索」(2019年東京都気温)より作成
季節による気温の変化はもちろんですが、湯船のお湯の温度にも注意が必要です。寒いとついついお湯の温度は熱くしがち。そのため、浴室とお湯の温度差は夏に比べて冬は大きくなってしまうのです。熱いお湯は身体への負担も大きく、ぬるめのお湯に比べて血圧の振れ幅が大きいため危険度が増してしまいます。
そして、熱すぎるお湯は省エネにもマイナス。熱めといわれる42℃から2℃下げるだけで、年間でCO2(二酸化炭素)は約30㎏、家計は2500円以上削減できます。
健康のためにも省エネのためにも、お風呂の温度に気をつけてみましょう。
脱衣室・浴室を暖めた条件①では、暖めていない条件②と比べて、入浴時の最高血圧変動が小さくなることが確認されています。
出典:暮らし創造研究会HPより作成