料理をつくる

省エネは節約や時短の味方!
CO2を減らして料理上手に

料理はさまざまなシーンで省エネのコツがあります。

まず、上手なガスの使い方。お湯は、必要なときに必要な量だけ沸かしましょう。電気ポットで長時間保温するより省エネです。
ガスの炎は、鍋底からはみ出た部分は熱が伝わらずにむだになるだけ。鍋底が広いと効率よく温まります。

手順を工夫した時短料理も省エネの味方。異なる具材を同時に鍋で調理すれば、省エネな上に調理時間も短縮できます。
どうしても出てしまう食品のごみは「買いすぎ」「切り方の工夫」「食べ残し」を意識して減らしましょう。

楽しくお得に作るコツを覚えて、おいしくいただきましょう。

蛇口のお湯の温度を下げて使ってみよう

給湯温度は低めに設定

台所でお湯を使うときには、お湯の温度設定を見直してみましょう。温度を下げると省エネになります。

  • 37℃に設定
    19.9円/回

  • 40℃に設定
    23.4円/回

手荒れも
防げるね!

年間の省エネ効果

  • 1,776円

  • 8.9㎥

  • 19.7kg

※冷房期間を除く253日として算出

※20℃(60L)の水道水を使い、湯沸し器の設定温度を40℃から37℃にし、1日2回手洗いした場合

給湯器のお湯から沸かせば時短で省エネに

給湯器のお湯から沸かす

給湯器はガスコンロよりも熱効率が良いため、お湯を沸かすときには、水から沸かすより給湯器のお湯から沸かす方が省エネになります。

  • 給湯器
    7.4円/回

  • 水道水
    7.9円/回

年間の省エネ効果

  • 579円

  • 2.9㎥

  • 6.4kg

※1日3回×365日として算出

※40℃(20℃→40℃まで給湯器)の湯と水温20℃の水を24cmの鍋でそれぞれ2L沸かす場合(給湯器:5.6分、水道水6.8分)

お湯は使う分だけガスコンロで沸かそう

お湯は使うときに使うだけ沸かす

電気ポットでお湯を沸かして保温するよりも、使いたいときに必要な量だけ沸かす方が、使うエネルギーが少なくてすみます。

  • ガスコンロ
    11.2円/日

  • 電気ポット
    15.8円/日

1年で
約1,700円も
お得に!

年間の省エネ効果

  • 1,688円

  • 45.2kg

※1日1回×365日として算出

※ガスコンロ:20℃の水をやかんで1Lずつ3回沸かした場合/電気ポット(保温利用):20℃の水を3L沸かし、1L使用。残り2Lを4時間保温、1L使用。残り1Lを4時間保温、1L使用した場合

沸騰自動消火機能は安全なうえにお得!

沸騰したらすぐ火を止める

お湯が沸いたらすぐに火を止めましょう。ガスコンロの沸騰自動消火機能や調理タイマー機能を使うと自動消火できるので、むだを防げます。

  • 沸騰後消火
    6.5円/回

  • 沸騰後
    2分放置
    7.8円/回

年間の省エネ効果

  • 1,426円

  • 7.2㎥

  • 15.8kg

※1日3回×365日として算出

※24cmの鍋で水温20℃の水を2L沸騰させた後、消火した場合と中火で2分間放置した場合

知っ得!⑦

毎日お茶碗1杯が捨てられている?
食品ロスをなくそう!

「食品ロス」とは、食べられるのに捨てられる食品のこと。日本の食品ロスは年間約522万トン。国民1人当たり毎日お茶碗1杯分に近い量であり、飢餓で苦しむ人々への国連WFPによる食糧援助量の約1.2倍になります。
家庭の食品ロスの主な原因は食べ残しですが、手つかずのまま捨てられるものも4割以上あります。
食費は家計の支出の約3割にもなります。むだなく買って残さず食べ、食材も家計も上手にやりくりしましょう。

家庭における食品ロスの内訳
食べ残し 44.7% 直接廃棄*1 40.8% 過剰除去*2 14.5% 合計261万トン
  • *1 手つかずの食品など
  • *2 皮のむきすぎなど

出典:農林水産省および環境省「令和2年度推計」より作成

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