お風呂が大好きな日本人。1日の終わりにゆっくり浴槽に浸かると体も心も元気になりますね。
ちなみに、給湯で使うエネルギーは家庭で消費するエネルギーの約27%、お風呂で使う水の使用量は約40%を占めています。「もったいない」とシャワーを使う方もいるかもしれませんが、シャワーを約18分間使うと浴槽1杯分の水量になってしまいます!
そして、家族で毎日使うトイレはお風呂に次いで水の使用量が多いところ。家庭の使用量の約20%を占めています。
トイレの回数を減らすのは無理でも、「音を消す」ために流す水は我慢できるかもしれません。
毎日使うお風呂やトイレ。省エネや節約のコツを覚えて、みんなで気持ちよく使いましょう。
冬に入浴するときは、お風呂の設定温度を高めにしがちです。設定温度を2℃下げ、約40℃に設定することで、約9%の省エネになります。
40℃
58.9円/日
42℃
64.8円/日
2,153円
13.3㎥
29.4kg
※1日1回×365日として算出
※180Lの水を20℃から40℃に沸かす場合と42℃に沸かす場合
給湯は追いだきよりも効率が良く、お湯を沸かすだけであれば省エネですが、残り湯が温かいときには、追いだきを使うと省エネになります。
追いだき
71.1円/日
給湯
106.1円/日
1年で
1万2千円以上も
お得に!
※1日おきに追いだきにした場合
12,779円
25.8㎥
32.8㎥
74.8kg
※1日1回×365日として算出
※高断熱浴槽で180Lの水を40℃に沸かし、24時間後に40℃に追いだきした場合と、24時間後に180Lの水を40℃に沸かした場合
お風呂の水量を見直してみましょう。湯量の設定を変えて、お湯はりの量を20L少なくするだけで省エネになります。
湯量
180L
106.1円/日
湯量
200L
117.9円/日
4,305円
14.8㎥
7.3㎥
36.6kg
※1日1回×365日として算出
※40℃にお風呂を沸かす際、180Lを沸かす場合と200Lを沸かす場合
お風呂を沸かすときや入浴後はお風呂のふたを閉めましょう。ふたをするとお湯が冷めにくくなるので、お湯を沸かすエネルギーが減らせます。
ふた有り
13.7円/日
ふた無し
22.5円/日
ふたの
閉め忘れは
必ず確認!
3,185円
19.7㎥
43.5kg
※1日1回×365日として算出
※40℃に温められた180Lの湯を、4時間後にもとの40℃までふた有りと無しで追いだきした場合
日本人はお風呂好き。「毎日、湯船に浸かる」人は、日本では夏でも3人に1人、冬なら2人に1人となっています。「お湯につかる入浴が好き」な人は日本人の約86%にもなります。近年では、10代女性の約4割がお風呂でスマートフォンを使うというデータもあります。
一方、給湯は家庭のエネルギー消費の約3割を占め、脱炭素な暮らしにおいて、お風呂の省エネは欠かせません。
汗や汚れを洗い流すのはもちろん、体を温めリラックス効果も期待できる湯船での入浴。上手に省エネをしながら、日本人のお風呂の文化も大事にしたいですね。