お洗濯も環境や健康を考えて
毎日使う衣類や寝具、いつも清潔にしておきたいですね。
洗う回数や方法を少し見直して快適で省エネなお洗濯にしましょう。
掃除機をかける時間を短くし、モップを使ったり、集塵パックを適宜交換したりすると省エネにつながります。
268円
7.0kWh
4.2kg
※掃除機を使う時間を、1日1分減らし、集塵パックを適宜取り替えた場合
洗面所に小さなタオルを常備して、水はねや鏡の汚れはその都度さっと、ひと拭きすれば、洗剤を使った掃除の回数も洗剤も減らせます。
小まめに
拭けば、いつも
ぴかぴか
273円
1.0㎥
0.6kg
※3回/週×2分と、1回/週×2分水を流した場合
ものをどかしながら掃除機をかけると、余計な時間やエネルギーを使います。ものは使い終わったらその都度元の場所に戻しましょう。
209円
5.5kWh
3.3kg
※掃除機を使う時間を1日1分減らした場合
暮らしの中で大量に使っているプラスチック。今このプラスチックが問題になっています。なかでも大きさが5ミリ以下の「マイクロプラスチック」は、海洋生物への影響が心配されています。
陸から流れ出るマイクロプラスチックの約35%は洗濯などによる合成繊維くずだそう。洗濯回数を減らすことで省エネにつながるだけでなく、海へ流れ出る繊維くずも減らせます。衣服がいたむのも防げて一石二鳥ですね。
出典:国際自然保護連合報告書(2017年)より作成
毎日使う衣類や寝具、いつも清潔にしておきたいですね。
洗う回数や方法を少し見直して快適で省エネなお洗濯にしましょう。
日本では、この30年ほど「洗濯を毎日する」家庭の割合が常に50%を超えています。次に多い「2〜3日に1回」は約3割。洗濯機は大きく効率化されているのに、洗濯の回数は変わりません。でも、洗濯回数が増えると紫外線や摩擦で衣類の傷みは進みやすいので、着るたびに洗うのは考え直した方が良い場合もありそうです。
また、洗濯回数が少なければ電気代や水道代を節約できます。容量6kgの洗濯機に4割入れて毎日洗濯するのと、8割入れて洗濯回数を半分にした場合では、光熱費は年間で約4600円も安くなります。
洗濯かごに入れる前に、衣類や家計についても、ちょっと考えてみてはいかがでしょう。
出典:東京ガス都市生活研究所 生活定点観測調査
どうしても洗濯物の臭いや雑菌が気になる人には、衣類乾燥機がおすすめです。自然乾燥させてから乾燥機に入れれば、曇りの日もふわっと、きれいに乾いてくれますよ。
また、ダニ対策にはガス衣類乾燥機が高い効果を発揮します。高温多湿を好むダニにとって、寝汗を吸った寝具は格好のすみか。そこで寝具を「天日干し」する人が多いのですが、天日干しだけではダニ退治はできません。ダニは50℃以上で死滅すると言われています。ガス衣類乾燥機なら、最高70℃以上の高温で乾燥を行うので、ダニはほぼ全滅です。
ガス衣類乾燥機が設置できない場合は、ダニ退治モード付きの布団乾燥機でも代用できます。
直接肌に触れるものは、気持ちよく使えるようにしたいものですね。
出典:東京ガス都市生活研究所「乾燥方法の違いによるダニ死滅効果測定試験」(2020年)