気候変動に関する国際的な組織である「IPCC」は、気温上昇を1.5℃に抑え、地球への影響をより少なくするためには、2050年ごろまでにCO2(二酸化炭素)排出量を実質ゼロにすることが必要だというレポートを公表しました。昨今、多くの国々が2050年までにCO2排出量を実質ゼロにしようと国ごとの目標を掲げ、達成に向けた計画を進めています。気候変動という地球規模の課題には、各国の協力が不可欠なのです。
日本も2030年度までに2013年度と比べて温室効果ガスを46%削減、2050年にはカーボンニュートラルの実現を目指すことを表明しています。また、そのために家庭からの温室効果ガス排出量を、2030年度までに約66%削減する計画が立てられています。脱炭素型のライフスタイルにシフトするためにも、私たち一人ひとりに、CO2排出量を減らす行動が求められています。
日本のCO2排出量は世界全体から見て約3%。国内での徹底した省エネや、再エネの導入、脱炭素技術の開発を進め、その取り組みを国際展開することで世界のCO2削減に貢献しています。
出典:EDMC「エネルギー・経済統計要覧2022年版」より作成
2020年10月に日本は2050年までに排出量を実質ゼロにすると表明。2021年には2030年度の排出量を2013年度比46%削減すると宣言しました。
出典:環境省「地球温暖化対策計画(令和3年10月22日閣議決定)」より作成