私たちも始めよう!
脱炭素化へのアクション

暮らしのむだを見直せばCO2も支出も削減できる

脱炭素化というと難しそうですが、CO2(二酸化炭素)を減らすことは、暮らしのエネルギーのむだを減らすこと。
たとえば、食べられるのに捨てられている食品。日本では年間約522万トン、そのうち約47%が家庭から出ています。(消費者庁 令和2年度食品ロス量推計値)食品の生産にも生ごみの処理にもエネルギーが使われます。
また、自動車からのCO2排出量は家庭からの排出量の約4分の1を占めます。車をやめて電車やバスを使う。1駅くらいなら歩く。毎日の運動量や理想の体重目標もいっしょに達成できれば、モチベーションもあがりますよ。 省エネや時短、節電や節水を意識して行動や習慣を見直せば、エネルギーだけでなくお金や時間も上手に使えるようになります。
この冊子を使って、毎日の調理や洗濯、掃除や買い物のむだを減らすコツをぜひ覚えてください。地球にもお財布にもやさしい暮らしを、みんなで始めましょう。

家庭のどこでエネルギーを使うの?

家庭での消費は動力・照明他、給湯、暖房、厨房、冷房の順で使用量が多くなっています。家電製品の保有数の増大や大型化・多様化などが増加の要因です。

家庭の用途別エネルギー消費
動力・照明他 34.0%、給湯 27.8%、暖房 25.1%、厨房 10.7%、冷房 2.4%、2020年度 32,061×10⁶J/世帯

出典:資源エネルギー庁「エネルギー白書2022」より作成

移動手段を見直して健康的に脱炭素ライフ!

人間1人が移動する際のCO2排出量を見ると、鉄道と比べてバスは約3.3倍、航空は約6倍、自家用車は約7.6倍もあります。自転車ならCO2を出さずに健康にも貢献できます。

ファッションでも脱炭素が流行?

近年は衣類にも素材や製造過程で環境に配慮した製品が増えています。日本の廃棄衣料は年間約75万トン。長く着られる服を選んで大事に着る人は心もおしゃれ!?

地元の旬の食材で、おいしく脱炭素

日本の食糧自給率は約4割。多くの食糧を輸入に頼っています。遠距離輸送のエネルギーを使わず、新鮮でおいしい地元の旬の食材を積極的に使いましょう。

*カロリーベースで計算した場合